明石工場 製造部溶接G 糀谷 佳亮
2012年4月、新卒で入社。 明石工場溶接グループに所属。
国家資格である普通ボイラー溶接士に2020年合格。
工場内でも難易度の高い裏波溶接を担当するなど溶接者としての成長だけでなく、精神面での成長も周りの認めるところである。
「ボイラー溶接士」合格と、今後の目標について
ボイラー溶接士の資格を目指そうと思ったのは、自分の尊敬する溶接士の先輩が勧めてくれたことがきっかけです。
その先輩の溶接は、誰が見ても綺麗で、工程を後戻りさせてしまうような手直しが出ることも無く、自分もその人のような高い技術を持った溶接士を目指したい!という思いから、勉強を始めました。
仕事が終わってからひたすら実技の練習をし、帰宅してからは学科の勉強。自分なりに努力した結果の合格はもちろん嬉しく、自信にも繋がりました。
また、講習に行かせてもらったり、先輩方にチェックやアドバイスをもらったりなどの周りのフォローも非常に有難かったです。
正直自分は勉強が嫌いでしたが、溶接に関しては学科試験の勉強も苦にはならず、知識が身に付けば付くほど、溶接の面白さ、ものづくりの面白さを感じました。
今後は、更に高度な「特別ボイラー溶接士」の取得を目指したいのと、同時に歪みや溶接材料など、施工や管理に関する深い知識の必要性も感じ、「溶接管理技術者」の資格取得も目指していきたいと考えています。
自分がこのような高い目標を持つことが出来ているのも、資格を生かせる今井鉄工所の仕事のレベルの高さや、経験豊かな先輩や上司が周りにいる環境のおかげだと思っています。
焦っても凹んでも、すぐに気持ちを立て直す。精神的タフさも、自分の成長の証の一つ
今井鉄工所の仕事は、難易度の高い仕事が多いです。そして、溶接でも半自動・Tig・プラズマ溶接等出来ることが幅広い。
自分で頑張れば頑張るだけ技術が上がり、任される仕事の幅が広がるので、それがやりがいに繋がっています。
それでも先輩や上司の方からダメ出しされることも多いのですが、指摘がとても的確ということと、厳しさもありますが、困った時には色々な人が助けてくれたり、声をかけてくれるので、優しい先輩方のいる職場に働きやすさを感じています。
そのような環境の中での溶接の仕事はとても面白く、やりがいのあるものですが、工程通りにいかない時は焦りますし、微妙な調整で手直しになることもあります。
またRT検査が求められる仕事の時など、プレッシャーを感じる時も多々あります。
そんな時、心が乱れていたり集中出来ていないと、溶接はすぐに目に見えるかたちで出てしまいます。
たとえ失敗して凹んでも、「次こそは!」とすぐに気持ちを立て直して、平常心でまた取り組む。日々その繰り返しで、精神面でもとても鍛えられたと思います。